”まあまあ自適!!” な山村の暮らしを綴っています

伝承されない田舎暮らしの技術

ニュースでは関東地方の積雪を仰々しく報じているが

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当地の今朝は氷点下で地面に残っている雪は凍り

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水溜まりも氷が張っている位だ。

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諸々の用事で出掛けた際、高速道路の陸橋から見ると対面車線に殆ど車両が走っていない。

蔓延防止が出ている影響か?・・・・。

 

Aコープの駐車場で、四国遍路を趣味としている方に会い

「今年も廻った?」と問うと

「昨年末から帯状疱疹になり、未だ治らないし蔓延防止中なので行っていない」

との事

彼は12年前から毎年巡拝している方だ。

 

「この道路は四国遍路に続いている」と思ううと、うずうずしてくる。

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午後は薪風呂の煙道掃除をする。

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ホーローの風呂釜の下で薪を焚き、風呂釜の底部の四方の煙道が繋がっており、この煙道の煤を掻き出す

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焚口の横の煙道は風呂釜の長辺で、ここからも煤を掻き出す。

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焚口に溜まった灰を取り出す。

 

薪風呂はこの構造で、これまでは地元の左官さんが作ってくれたが、殆どの家庭が灯油や深夜電力の給湯方式に改造され、この山間地でも近年はシステム風呂が殆どで、この技術は伝承されていない。

 

この薪風呂は温泉に入ったような湯で、風呂から出てもポカポカしていて、私は田舎暮らしの贅沢だ!! と思っている。

が、この技術は伝承されていない。

もったいない!! と思うには、私だけか?? な。

 

積雪時は太陽熱温水器のパネルが雪で塞がれたり、陽が当たらないので温度が上がらないので、12月から殆ど真水から沸かしており、灰を掻き出したらバケツ一杯分あった。

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この灰は全て薪を燃やした物なので、畑に石灰の代わりに散布して完了だ。

 

これから太陽熱温水器の水も徐々に温度が上がるので、焚く薪の量も減ってくる。

 

午後友人が米を求めに来て、縫製工場で働くベトナム人の方に米を融通できないか?

との事。

勿論OKだ。

彼女らの食味感は「甘い!」と感じるらしい。

是非私の米の感想も聞いてみたい。