今朝も少し湿度を感じる朝だった。
放牧牛に餌やりに行くと今朝も山から出て来た。
今日は昨日貰って帰ったダニ駆除の薬を背筋にかけてやる。
一月毎に頭から背筋に沿ってかけてやるが、一頭が「何するの??」のような顔を!!
「君たちの健康管理だよ!!」と。
7~8年前にこの処理をしていなかったら、放牧後1か月位経った頃、1回一頭が朝山からフラフラと出て来た。
直ぐに獣医の往診を依頼したが「体内の赤血球に虫が寄生して減少している!」と。
3日間1㍑くらいの点滴を繰り返し回復した。
その際点滴を終えた牛の後に付いていくと、バックホウで真砂土を取った跡に行き土を舐めていた。
何か? と見に行くと、真砂土の中に3Cm位の「赤土の粘土」層があり、それを舐めていた。
推測だが、赤血球を破壊され鉄分が不足しているので、赤土から鉄分を補給していたのか?? と。
その場所を自分で探して、自分の身体の回復をしていたことに感心した。
過日の新聞で、家畜の飼育環境に付いて特集があった。
ゲージで身動きが出来ない中で産卵する鶏。
身動きできないゲージの中で産卵する豚。
世界の動きは「アニマルウェルフェア(動物福祉)」
裏山に放牧している牛は・・・・。
「自由」で本来の「牛の生活」をしている。
10余年前から春から秋に放牧しているが、
毎年来た牛に
「君たちは今が最も幸せで牛本来の生き方だぞ!!」
と話しかけていた。
牛本来の食料の「草」も自分で確かめて食べている。
これが「アニマルウェルフェア(動物福祉)」実践だ!!