”まあまあ自適!!” な山村の暮らしを綴っています

牛との個人的信頼関係??と日本農業・農村の消滅??

今日は午後から雨を報じ、昨日の高温から平年並みに下がるとも報じている。

朝作業場へ運動のついでにツバメの様子を見る。

未だ、巣の中にいるので産卵前のようだ。

8時過ぎにツバメが居なくなったので、鏡で覗いてみると・・・3個目を産卵している

作業場の入り口はツバメが出入りできる範囲で狭めてカラスの進入を防いでいる。

後は蛇の襲撃を防いでやらねばならないが、今のところタバコの吸い殻を床のあちこちに置いている。

ネットでも調べたが、蛇はその臭いを嫌うようで・・・・

友人が先日来持って来てくれている。

今日は裏山に放牧する牛の運搬だ。

借主の牧場へ行く。

この牛たちは1か月前に放牧を始めており、この中から2頭借りる。

運搬用のトラックに2頭積み込むと、残りの牛たちが揃って見送ってくれている。

運搬トラックから降ろす

私は電気牧柵で囲っているので、最初に電気牧柵を覚えさせなければならない。

柵で囲った内側に電気牧柵を1本張っていて、何気に柵へ近づいては電牧に当たりショックを受けて驚いている。

数回当たって、直ぐに電牧は理解したようだ。

牛と人間との信頼関係は、産まれて直ぐに手を掛けていて既にできているとの事で、どの牛も非常に人懐っこい。

これからの放牧は、私と牛の個人的信頼関係を作る事だと。

何処かで聞く、政治家の外国首脳との関係のようだ。

2日位は、この柵の中で私が主人だと認識させ

先日刈った草を牧柵の中に入れてやる。

先日朝日新聞に、日本の酪農の窮状が報じられていた。

 

牛を借りた方は、30年位前に北海道での酪農経営からこの近隣で放牧酪農を始めた方だ。

北海道の土地を処分するには、家屋が片付かないと出来ないとの事らしく、最近ようやく更地に出来て処分出来たと言っていた。

 

その際、私が数年前に訪れたオホーツク沿岸で飲んだ本物の牛乳の話や、私が50年前にヒッチハイクで訪れた光景との違いを話したら、北海道の酪農家は集団化を進め1団体当たり20億円単位の設備投資で、どんどん廃業が進んでいるとの事らしい。

詳しい事は分からないが、当地の稲作農家も「法人化」を勧められ、補助金の受け皿の法人化が目的になり、農家は殆どが消滅に向かっている。

 

以前から、欧米と比較した規模感でコスト削減で農産物価格を下げる??

ような政策誘導に違和感を感じていたが、酪農も同じようだ。

 

頭の良い官僚さんが、机上の空論を政治家と一緒になって補助金補助金補助金で誘導しているのでは?

しかし、その政策誘導で「農家」は確実に消滅に向っている。

数年先には、当地のこの景色も・・・・・

 

そして今人気の「道の駅」の農産物も含めて消滅し、日本の食材は全て海外に頼らなければならない日が来るような恐れも感じる