”まあまあ自適!!” な山村の暮らしを綴っています

再生可能エネルギー100%の暮らし

今日の朝日新聞に「再生可能エネルギー100%の暮らし」を目指す記事が掲載されていた

f:id:asmane:20220215165759j:plain

ソーラーパネルで発電した電気は売電せず、自家消費で平均的1世帯の消費電力が賄え

家庭のエネルギー消費の3割を占める給湯は太陽熱温水器を使い、日照が足りない時は薪ボイラーらしい。

そして太陽エネルギーの変換効率は、太陽光発電が15~20%。太陽熱温水器は40~60%

と記されている。

f:id:asmane:20220215171858j:plain

私は太陽熱温水器を新築時から使っており今は2台目だ。

太陽光発電は20年目になり、これは設置9年目に不良個所が出て全パネルを保証で更新した。

太陽光発電は4Kw/hのパネルで設置当初から発電量が少ないと設置業者には訴えていたが、9年目に85%まで低くなり強く訴えたらやっと業者も対応してくれて、メーカーが対応して全て交換してくれた。

現在は設置当初より25%発電量が多くなり、現在 年間発電量4,530Kw。自家消費量1,320Kwだ。

f:id:asmane:20220215173548p:plain

記事にある最もエネルギーが必要な風呂は、新築後20年目に今の薪風呂に改修し太陽熱温水器の追焚きに使っている。

ホーローの風呂釜を直火で沸かすが、追い炊きなので薪の量は僅かなものだ。

温泉の湯のようで「柔らかい湯」で「何にも代えられない快適さ!」だ。

太陽熱温水器の熱交換効率の高さと、当地の様に追い炊きで自由に煙が出せる地で、この快適さが何故普及しないのか? 不思議だ・・・・私は。

f:id:asmane:20220215171609j:plain

冬季の暖は「薪ストーブ」。 設置して12年になる。

設置する前は「掘り炬燵にたどん」を使い、石油ストーブを補完に使っていたが、窓の結露が不快感だった。

薪ストーブを使い始めてからは、結露はまったく無くなった。

f:id:asmane:20220215171421j:plain

薪ストーブの薪用に「薪小屋」を建て、母屋や作業場の軒先で乾かして薪にしているが、常時2シーズン分確保できている。

その内7割程度は知人や友人が伐採した木だ。

彼らは薪風呂を深夜電力や灯油ボイラーでの給湯に改修して、影切で伐採した木の始末に困っている木を貰っていて、お互いウィンウィンの関係だ。

そして彼らは、薪風呂の湯を知っているので、皆さん給湯器の風呂に不満足を訴えてもいる。

f:id:asmane:20220215172011j:plain

更に冬季の暖は炬燵だ。

掘り炬燵のある友人から、熱源の炭を作る相談を受けて10年前に炭焼きを始めた。

f:id:asmane:20220215172021j:plain

当地でもほとんどの家庭は、電気こたつと灯油ストーブだが、掘り炬燵に炭をいれた炬燵は「柔らかいく快適な暖かさ」だ。

 

再生可能エネルギー100%は理想だが、単なる主義主張では継続しないと思う。

今私が実践している事は結果より経過が楽しく、結果も快適だから出来ている。

 

しかし良く考えて見ると我々が子供の頃は、生活全てが「再生可能エネルギー100%」

の生活だった。

今は住居の気密性は格段に改善し、薪作りの手段は「人力⇒小型機械」に代わり、楽しんで出来る。

 

再生可能エネルギー100%」には届かないし、それを目標とも考えていないが、結果として「かなり良い線まで来ているか?」な。

 

今キャンプがブームで、その中心が「焚火」とも聞いた。

私は、毎日がキャンプで「楽しい焚火」が出来ている。