”まあまあ自適!!” な山村の暮らしを綴っています

田舎の価値観

一昨日の新聞に、気になる投稿があった。

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今の日本の地方全体の状況を表している投稿に感じた。

日本中が「お金」を基準にした尺度になって以来、地方の価値が失われてきたように感じ、現金の動きや量の少ない「地方」には「価値が無い」の如く見捨てられてきている様に感じる。

今回のコロナ禍で世の中が変わりつつあるようだが、基本的には「価値観」が変わらねば「地方」に影響は及ばないだろう。

私達は父の時代までは伝え続けていた「価値」を受け継いでいない。

 

例えば、父達の時代までは「手替わり」として、母屋の茅葺を誰でも吹替え技術を持っていたが、今この技術者は「国宝級建築物」扱いしか出来なくなり、友人は茅葺の母屋を持っていたが修繕できず泣く泣く廃屋にしてしまった。

私達の地区では先日も、百年以上続いていたであろう「数珠回し」の行事も止める事になった。

 

私は今薪ストーブを冬季の暖に使い、薪風呂を使っているが、多くの皆さんが「贅沢な生活」と言ってくれる。

私は「贅沢な生活」の認識は無い。

周りに山があり自由に使う木があるので、毎日の生活の中で「薪」を確保し、現金を気にすることなく「優しい暖」が取れて「安らぐ時間」を楽しんでいるだけだし、コロナも無縁の生活だ・・・・。

それを楽しみに友人もやって来ている様に思う。 

要は「本人の価値観」だろう・・・?

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今日も快晴で、日中は暖かい一日だった。

議会選挙は今日が最終日で、時々候補者がやってくるので、気が付いた時には手を振ったりし、午前中は自治会の補助事業の役員を読んで打ち合わせをし、外の作業は中止してPCで内業をした一日だった。