10年余り前から4月下旬から10月まで酪農家から子牛を借りて、畑から裏山に放牧して
いるが今年は未だ放牧できない様だ。
最低2頭で放牧するが、今年は1頭は11月頃産まれているがもう1頭は2月生れで未だ放牧
には早いらしい。
今年の放牧開始は6月頃になりそうなので、取り敢えず今の草を刈って放牧時に次の草
が食べ易いようにと昨日から刈り始めた。
この地は父が元気な時は畑で、主に豆類を栽培していた場所だ。
いざ刈払い機で草を刈ると密生していて伸びも良く少々時間がかかるが、牛の餌には栄
養的にも最高の物と思われる。
毎年放牧して2週間もすると一気に毛艶が良くなっていたのが分かる。
10年前には北海道から近隣に移住して、200頭余りの牛を完全放牧で穀物など濃厚飼料
に頼らず草だけを餌に酪農し、関西の消費者と連携して経営している農家から牛を借り
ていたが、10年経過して放牧地の借地契約が更新されず移転したが、今度は誤解された
畜産公害などで継続できず2年前に廃業したと聞いた。
牛を放牧して草だけを餌として牛乳を搾る酪農家が全国で数戸おられるが、理屈に叶っ
た農法とつくづく思う。
四国遍路で行く先や先般近畿で売られていたが、牛乳の味が全く違う美味しさだった!
この場所は昨日夕方刈った場所だ。
今日刈った場所には、子供の頃草笛にした黄色い花の草が咲いていた。
夕方田圃を見回りに出ると何かが動いている。
鴨だ!
数年前から近くの川に住み着いたつがいで時々田圃にやってくる。
彼らは被害を与えないかわいい鳥で、暫く見ていたが畦際の草などを食べていた。