今日は牛を返す予定日だ。
牛は何となく放牧を惜しむかのように朝から黙々と野芝を食べている。
運搬用のトラックを借りて帰ると山の木の新梢も食べている。
例年に比べて今年は霜が降りるのが遅く、周囲の草木が未だ青々としているが、牛が食
べる草は無くなってきたのかな?
「この時間に餌か?」
と訝しがりながらも、カブの音で穀類の餌を貰えると走って餌場に寄ってきた。
これが放牧場での最後の餌で、1カ月前から馴れさせておいた綱を鼻輪に結び付けた。
綱を付けて少し引き訓練もしていたので、スムーズに自力でトラックまで歩いて行っ
た。
酪農家の牛舎まで運んでトラックから降ろすが、例年に比べてスムーズに降りた。
牛舎の中もスムーズに歩き
牛房にも意外なほどスムーズに入っていった。
借りていた酪農家の友人も「牛が出来ている!」と。
半年間草を食べて綺麗にしてくれて・・・・ありがとう。