今日の午前中は、先日義叔父が亡くなった隣町の叔母宅へ米を届けに行った。
コシヒカリを15Kg袋で12袋、モチ米は15Kg袋で昨年までは3袋だったが、今年は1袋だ。
叔母はこの「もち米」で、彼岸や祖父母の命日には赤飯等を送ってくれる。
亡くなった義叔父は「餅が好物だ」と言っていたが、亡くなったのでもち米が減ってきた。
隣に住む叔父宅には、精米して5Kg袋で6袋を一緒に積んで届けた。
町境の峠を越えると数年前までは水田だった場所が荒れている。
水田も2年放置すると萱が繁茂し、ねむの木が見え始めている。
谷の奥部から耕作放棄され、かろうじて残っている水田も先が見えている様だ。
耕作放棄された棚田の跡が山になりつつある。
今日本の地方は何処も同じ傾向が加速しており、四国遍路で訪れる各地も同じだ。
先日の朝日新聞のコラムの中に
「これほどゆたかなって、これほどしあわせにならなかった国はめずらしい」池内紀
と載っていた。
全てを「お金」で計る事で多くのものを失い、全ての質が貧しくなった様な気がするが、テレビの「ポツンと一軒家」の視聴率が高いのは、テレビで紹介される皆さんが、金でない質的生活の豊かさが見えるからでは?
所詮田舎者のヒガミか?
1昨日裏山の草刈りをしていたら 、当地では「マミ」というが「アナグマ」とも呼ぶらしい獣の穴があった。
昼過ぎに来客があり、その話をしたら「それは山のトロだ!」と言って、大変美味しい獣らしい。
現役の猟友会員でもあり、若い時から数度捕獲した経験があるとの事で
即「見に行こう!」と
1昨日は出入りしている足跡が付いていたが、草刈り機で入り口付近を刈ったのに警戒したのか、今日は足跡が見えなかった。
穴は20cm超の径で、今冬眠用の巣穴作りをしている時期で、驚かすと別の場所に移るので「暫くそっとしておいて、冬眠に入った時に捕獲したが良いだろう!」とアドバイスを受けた。
これも質の高い田舎暮らしでは?