田舎には様々な社がある。
向かいの山の上に「多古風神社」がある。
家を新築した40年前位は、あの山から家が出来る過程
を写真で写したが、今は木が大きくなり社を覆い隠して
いる。
子供の頃には地区で山頂に上がって、この時期に「祭礼」
を行っていて祖母や母に付いて上がっていた。
昔は地区で盆踊りなどもしていたらしい。
10数年前から山の上まで上がるのも辛くなり、当夜の家が
持ち回りで祭礼をする事にしている。
今日は隣家が当夜で宮司を招いて11人で祭礼を行った。
「多古風」だから「風」に対する安寧の為の祭り?
位にしか我々は分からなくなっている。
当夜が社までの山道や社周辺の草刈りをするが、先日の地震
で社が倒壊しているらしい。
これまでも数回損壊して我々で補修をしたが、今回は廃社を
含めて検討すべき段階では?
の意見も出ていた。
本心はこうした素朴な祭事等を残したいが、何せ世代が継承
していない。
田舎の社会に「ゆとり」が無くなって来ている。