昨日40年前に10年間仕事をした知人から退職の挨拶状が届いた。
当時、圃場整備が終了したこの地で、如何に農業が盛んになるか?
と友人、知人に話していて、たまたま設立間もない「生協さん」を紹介された。
当時の理事さんは、意欲溢れた女性ばかりで、その理事会を担当をしていた職員さんだった。
「産直」の定義や、実情を彼と私は自費で全国あちこちを訪れ、各地の産直団体の現状を勉強した。
当時は、この地の農家にはどの家庭にも「自家菜園」が健全だった。
若い理事さん招いて、各家庭の自家菜園を紹介していると、いきなり畑の大根を抜いてかじり「これが生協の共同購入できないか?」
これを見ていた父や親せきの叔父が気に入り、家庭菜園で出来たいた野菜が少しづつ「生協の共同購入」として拡大していった。
私は生産者の立場、彼は生協の担当者で、「産直」の拡大を目的にひたすら突き進んだ同志だった。
10年過ぎた頃から、生協の拡大路線とともに、私達のような小規模団体では対応できなくなり、社会状況もあり撤退せざるを無くなった。
今でも当時の向かっていた方向は間違っていなかった思っており、時代は私たちが求めていた状況になっているようにも思っている。
長い間ご苦労様でした・・・と、彼に労いの便りを出しておこう。