今朝も勝手口を出て見ると昨夜は殆ど雪は降っていない様だ。
昨日昼間に積もった雪は20cm位で、夜は月が出ていたので天気は良かったようだ。
その分放射冷却で冷えていて、勝手口の温度計は-5℃
薪小屋は-12℃を表示している。
陽が射すと雪面は靄が掛かり、空気は張り詰めている。
昨日日中に雪が降り、夜降っていない晴天の今日の様な日は、幼い頃の思い出があり、見ている裏山の尾根の裏側だった。
こんな朝は夜活動した動物の足跡が残っており、当時の父達は近所の人達と「ウサギ追い」と言って、この季節の娯楽を兼ねてウサギ捕りをしていた。
早朝に誰かが自宅の裏山でウサギの足跡を探して居場所を見つけ、近所の3~4人助け合って捕獲場所に網を張り、その場所へ「ほ~い!ほ~い!」の様な声で追い込んで捕獲していたようで、時々学校から帰ると近所の人と解体していた記憶がある。
その「ウサギ追い」を一度家族でした事がある。
一緒に育った叔母たちは、既に集団就職で居なかったので、私が小学校高学年で弟が低学年の時だ。
早朝に父がウサギの足跡を見つけて居場所の見当をつけ、ウサギを追い込む場所に網を父と祖父が張り、私と弟をその場所に待たせて「ウサギが来たら声を出せば網に入るから・・・・・」と
祖父母、父母4人で一谷囲むようにしてウサギを追い出して、父の言葉通りウサギが向かってきた!!
しかし、私も弟も声が出ない!!
ウサギは網と私の脇を走り去って行き、私と弟はウサギの後を追いかけたが、父は笑って帰る様に・・と。
まさに ウサギ追いだ。
祖父母、父母とも笑っていた顔を今でも思い出す。
何時か弟に話したら覚えていた。
良い時代の思い出だ。
今はイノシシだが、これは娯楽でなく「駆除」だ。
そんな思い出で、裏山にウサギの足跡を見に行こうか?
と思ったが、取敢えず薪取りと車が入れるように「除雪」が先だ!
快晴で日差しも強い中で、気持ち良い除雪作業だ。
除雪した地面は、半月前は凍結していたが今日は「水」状態だ。
作業場の裏は屋根からの雪で塞がれているが、友人がお茶飲みに車で来るルートなので、早く融けるように一往復除雪をしておいた。