今日の天気は、昨日と一転し曇天でどことなく寒さも感じる午前中だった。
今朝の朝日新聞は「過疎地域で進む集落の消滅」として記事があった。
数年前から過疎地の集落で10年後に消滅する集落数を推計データが出されており、この記事では図示して掲載されていた。
沖縄は皆無だが、沖縄以外はどの地域も推計値が標示されていて、山間地域に住んでいて年々実感する様になってきた。
先週巡拝した四国遍路では海岸近くのお寺にも訪れ、山門は海沿いにある
山門を潜ると長い石段を上った先だ
最後の石段を上り本堂がある。
振り返えると太平洋が地平線まで見える。
ここに来るといつも思う事だが、四国遍路は1200年前から続いているといわれており、その間には東南海地震で大津波が襲来していると思われるが、今も続いている事は、この高さには来なかったのか? と。
港町を歩くと軒先にある年代物のオートバイ
そしてドイツ車を見ると、クジラ漁やマグロ漁で繁栄した名残を感じるが、今の町並みは閉じた店が多く、地方の衰退をここでも感じる。
駐車場に帰ると駐車場は満杯だった。
お寺から降りる道から見る室戸市の海岸線は圧巻だ。
今回はあちこちでキャンピングカーを見かけたが、この車輛も四国遍路中の様だ
一方で「歩き遍路」の方も多く見かけ、 車でもタイヤが臭くなるほどの山道を歩く若者も。
出来るだけ声を掛けて挨拶をするが、1番から通しで歩いて来たと言っていた。
国道を歩く遍路さんも何人も見かけた。
彼はオートバイで廻っていて、逆打ちをしていて2回お寺で会ったが、京都から来ていた。
今回5巡目で、例年秋から春にかけて巡拝しているが、この時期にしては多い巡拝者だった様に感じた。
四国遍路は「日本遺産」に認定され、世界遺産登録を目指していると聞くが、お寺は整備されていても、地方が急速に過疎化、荒廃が進んでいる中でどうだろうな~
といつも感じながら巡拝している。