”まあまあ自適!!” な山村の暮らしを綴っています

そこにある営み

今日も快晴で快適な日だったが、3時過ぎから雲が出てきた。

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 今朝の朝日新聞に、市町村の「平成の大合併」の記事があった。

当地も合併で周辺部になり、急速に衰退してきた事を実感する様になってきている。

バラ色の将来を約束する・・・の様な誘導で、信じていたわけではないが、当時は合併しなければ将来は無い!!

の様な空気だった。

あれは何のためだったのか? 疑問だ。

問題は、記事にもある様に「政策の検証、総括」がされないまま、次から次へと「キャッチフレーズ政策」が打ち出されている事だ。

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先日四国遍路で高知から徳島を巡り、どのお寺も境内に入ると整備されており

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高台にあるお寺から見る海の景色は魅力的だが

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境内に向かう道沿いの農地は、巡るたびに荒れ地が広がっている気がする。

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7年前から巡っているが、その当時は稲を収穫した後の水田だった様に記憶しているが、今回はセイタカアワダチソウが繁茂していた。

新総理の所信表明で「農産物の輸出量を増やし、地方に潤いを・・・」とか

それって極々一部の事で、前総理が「美しい瑞穂の国・・・」と言っていたが、その美しさは「そこに営みがあってこその美しさ」のはずでは?

 

当地や、四国のみならず日本中の地方は10年もすれば壊滅的な状況になるのでは?

インバウンドで訪れる旅行者の目に映る荒廃した山野をどう見るのか??

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とか思いを巡らしながら、昨日から収穫の終わった田圃を耕起している。

農業ジャーナリストは、日本の米は価格をまだまだ下げなければ国際競争に勝てない!!  将来は無い!! と言っている。

そうですか・・・!!。

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コンビニのカップにコーヒーを入れて作業をするが置き場がない。

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唯一安定していた場所は、クラッチペダルの横だった。

 

このコーヒーカップの様に、地方の農村は居場所がなくなりつつある