”まあまあ自適!!” な山村の暮らしを綴っています

活きた水

今朝の屋内は寒く感じるが、戸外は暖かい空気だ。

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朝食後運動で作業場に行くとツバメの巣作りが少しづつ高くなっており、時折巣の中に入って大きさを確認しながら作っている様だ。

この位置の巣作りは、3年前に2回目の巣作りをして巣立ったツバメだろうか?

この位置に拘って巣作りを進めている。

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友人知人が来ると薪ストーブの前で、薪ストーブで沸かしたお湯でコーヒーを出すが、お世辞もあるかもしれないが皆さん「美味しい」と言ってくれる。

コーヒーはスーパーで買った物なので、特段拘った物でもない。

これは「水」では?

と思い至り、飲用水の水槽の掃除をした。

簡易水道は庭までは引いているが、接続していない。

 

塩素で消毒した無菌の水より、裏山から活きた水があるのでこれを使う事に拘っている。

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裏山の谷水を使っており

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この位置で伏流水が表面に出ており、本流の脇から取水しているので、先日のみぞれ交じりの雨や 冬季の出水で谷が荒れており掃除し

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最初に水を溜める沈殿槽の掃除をする。

谷から最初に入る槽なので、ヘドロが溜まり半年毎位で掃除している。

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次に浄化槽に引水しており槽は3区画に分かれているので、これで充分だが私はこの中にろ材を入れて浄化している。

この浄化槽は設置して初めて掃除した。

底にはヘドロが溜まっているが、構造上スムーズに排出出来る優れ物だった。

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3槽目が貯水槽でこれも初めて掃除したが、底に僅かにヘドロが沈殿していた程度だった。

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設置したのが平成24年5月なので、8年目になるようだ。

昔からこの谷水を飲用水にしており、子供の頃は祖父や父が竹を筒にして家に引いていた記憶がある。

42年前母屋を新築した際、私が当時の資材を使って設計し、高低差を使って水圧を出し、屋根に太陽熱温水器を設置しても貯水できる様に父と本格的に飲用水施設を整備した。

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最初の頃の貯水槽はコンクリート製しかなく、一つの槽の中にブロックで3槽に分けて、砂を入れて主に泥を濾すための浄化槽にして、二つの槽を貯水槽にして使っていた。

8年前にFRP製で浄化槽と貯水槽がある事分かり現在の配置に整備し、コンクリート製の貯水槽は雑用水や予備の貯水槽に使っている。

今回初めて貯水槽周囲も笹を刈ったりして整備した。

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谷の水源から上流部は完全に伏流水になっていて水は見えない。

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谷の最深部は、檜や杉林で全く下草も無かったので、4年前からこれらの木を伐採した。

選別して伐採の予定だったが、伐採が素人だったので伐採して倒れる方向の木を伐採して行ったら、結果的に皆伐になってしまった。

伐採して3年になるので、方々に若木が芽を出しているが

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四国遍路で先般訪れた「71番札所 弥谷寺」の参道に落ちていた木の実を持ち帰ったので植える事にし

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数か所に植えておいた。

この実から成長した木を私は見る事は無いが、山は100年単位で考えるものらしいので将来の楽しみだ。