先日刈った畦畔の草を集草して、例年の様に和牛を
飼っているお宅に持ち込む為に都合を聞きに行った。
ところが、今月で牛の飼育を止めるとの事。
年齢も80歳になり昨年は手術もして、いつ止める決
断をするかの様子ではあった。
数十年前までは、この辺りの農家は稲と和牛飼育は
セットで、循環型の農業で理に叶っていたが、牛は
殆どいなくなっていた。
ここ近年畦畔の草は、天気の続く期間に刈って乾草
にして運び、私も牛の飼育にも良い事づくめで一石
二鳥だった。
積み草で堆肥にして田圃に還元する事にして、以前
の様に草を積み上げた。
こうして又山間地の農業スタイルが終わりに向かって
いる様に感じ、少し寂しい気もした。
日本の山間地の衰退がジワリジワリ現実になって来る。