先日総務省が「東京圏1極集中進む」と統計結果を
発表した。
地方に暮らしていて実感し、四国遍路や時々訪れる地で
も急速に過疎化が進んでいる事を感じる。
昨年1月、雪で飛行機が欠航になり東京で急遽2泊3日余計
滞在したが、地方の空気と全く違う気がした。
これ幸いに1日目は寄席、2日目は築地へ行った。
毎日日替わりで楽しめる場所で、刺激的でもあるが・・。
只、田舎者にはどこか落ち着かない。
政府は「地方創生」とかで地方移住等様々な「看板」と
「掛け声」はしているが、所詮霞が関の上から目線だけだ。
総理が時々地方の事例を最もらしく喋るが、所詮選挙目的
の票としか見ていないのだろう事が見える。
野田総務大臣が「力ずく政策ではダメだ!」と新聞記事で
読んだ。 その通りだと思う。
今の補助金政策は、学校の成績優秀だけの官僚と票の欲しい
議員が「地方」をレッテルにした政策を、次々変わる看板に
塗り直してばら撒いているだけなので、成果を期待する方が
空しい。
議員など東京に生活拠点を持っていて、選挙だけの地方在住だ。
そんな者に現実は分からないだろうと思うが・・・・。
経済、経済と言っている限り、首都圏なら容易に仕事に
付かれるし金も回る。
しかし、以前の様に「総中流」で無く、格差が拡大して
今はそれが見えるのが違う気がする。
「社会的貢献」「2酸化炭素排出削減のためのグリーン投資」
の様な企業価値の高い経営が主流となって、従業員に波及し
ひいては一般国民に浸透するのでは?
その行き着く先に、「金でなく、生き方や価値観」が変わって
始めて首都圏以外での価値が分かって来て、田舎に住む者もでる
のでは?
エネルギーなど生活インフラの自給自足生活をしていて、
その事その物が楽しく感じている今思う事だ。