昨夜遅く臨家の叔父さんが亡くなったと連絡があり、今朝7時に地区の皆さんとお悔や
みに行った。
お悔やみに行こうと外を見ると、今朝も寒く雪が降って白くなっていた。
叔父さんは93歳で父と同級生で、ここ数年は介護施設のデイサービスで毎日施設の車が
朝と夕方行き来していたが、1カ月位前に食事が出来なくなったと病院に入院しておら
れたらしい。
父と叔父さんは地区の圃場整備を中心となって進めてくれていて、未だ農家全てが一国
一城の主の気概がある時代で、昭和55年から60年にかけて整備して当時は個人負担
金が25%もある時代だったので、かなり難儀をしていたのを見ていた。
地区のまとめや世話役で毎日顔を合わせば話し込んでいたのものだった。
ご冥福をお祈りします。
4年前に奥さんが亡くなった時までは、私たちの地区12戸で葬儀の二日分の賄から葬儀
一式を行っていたが、今回から葬儀屋さんに殆どを委ねる事になり、私は臨家ではある
が応援地区になるので明日のみの手伝いとなった。
そうして手持無沙汰にしていたら、向かいの人が「イノシシが2頭入っている!」と
昨年末に4頭の子供のイノシシを捕獲していて、その際檻の周りにいた兄弟とその親ら
しく、私達応援組は以前は葬儀の準備で忙しかったが、葬儀屋さん委ねるので手持ち無
沙汰だ。
今日のお爺さんも93歳の天寿を全うされた方で、長寿をお祝いする気もあり殺生をす
る事になるが、日頃苦しめられている害獣の駆除なので「いいか!!」と纏まり、
午後2時頃から手の空いている者が集まった。
親の方は60Kgはありそうな大物で、これまでの子供とは違って檻の外から後ろ足を捕ま
えても振りほどかれたので、檻の中に棒を差し込んで身動きを封じてから後足を固定し
た。
各々特技があり、それぞれの技を使いながらの協力で捕殺した。
捕殺後はそれぞれの刃物を持ち寄り皮を剥ぎ
子イノシシも解体した。
今シーズン9頭目のイノシシなので、皆さん段々要領も良くなり解体も早い。
最後は部位ごとに分けて今回9人で山分けしたが、1人分が約4Kgの肉があった。
逆算すると2頭で90Kg位のイノシシだったようだ。
合掌