昨日の天気予報は時々雪を報じていた。
そんなに寒くないが、外を見ると白くなっている。
道路を見ると5時頃に通る新聞配達車のタイヤ跡が見えないので、それ以降の夜が明け
始めた頃から降っているようだ。
気温が高いらしく靄が掛っている。
午前中は時々湿気の多そうな雪がちらついているので、年度末を控えて地域の補助事業
の実績報告などの書類作成に掛った。
一日諸々の整理も併せてパソコンで作業をしたが、夕方には外の雪はほぼ消えている。
整理している事業は100%国の補助金で、政治の世界で農村対策とかで始まったバラマ
キの類のもので、これで決して農山村が自立できるはずの無い物だ。
先日亡くなった堺屋太一氏が「団塊の世代」を唱え、その当時に30数年後の平成30年
には少子高齢化になるので、政府に対策が必要と提唱していたとあった。
正しくその通りになっている。
山間地にいると日増しに衰退する状況を感じるようになってきた。
先日来の国会中継を聞いているが、暴言で辞任した元復興大臣が「強靭化対策で補正予
算を確保して頂き、総理の政策が・・・・・」とヨイショが聞いていて恥ずかしい位に
感じた。
国の借金1000兆円を遥かに超えても、災害を出しに国土強靭化と公共事業の大盤振る舞
い、自衛隊を出しにした現場で必要としていない「空母」に改造したり、トランプへの
ご機嫌取りに高い軍事品を買ったり、挙句にはノーベル賞平和賞への推薦状を送ったと
か。
日本の政治家はともすれば「国民の為・・・」と人を出しにして甘言ばかりを競ってい
るようにしか聞こえず、「どうあるべき!」の様な崇高な政治理念が見えない。
政治家も官僚も人事を握られ、自分の出世しか考えていないのか?
春に向かえる地方議員選挙でも同様の構図だ。
ドイツでは政治家の甘言は軽蔑されるらしい。
日本も多くの国民は既に政治家の魂胆を見透かし、声高に言わないだけで軽蔑視して
いる人が多いように思うけど・・・・。
人の「価値観」が変わらない限り、日本の地方の先は見えない。
それが政治を志す原点では? と自分の努力を棚に上げて愚痴がでる。