”まあまあ自適!!” な山村の暮らしを綴っています

日本の医療水準

今日は何かにつけ最もお世話になっている叔母の手術日で病院に行った。

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8:00前に病院へ行き面会し、8:20に自ら歩いて叔父、子供2人と一緒に手術室へ

向かった。

健康検診のレントゲン検査で「肺に影がある」との結果で、精密検査を受けたら

心臓の影と分かり、更に精密検査を続けた結果「心臓の中に粘液腫」が見つかった

らしい。

この粘液腫が剥がれたりして移動すれば脳梗塞等の危険があり、直ぐに摘出手術が

必要と診断され今日の手術すると聞いていた。

只、毎日ウオーキング不整脈や微熱、動悸など全くない健康体で、こんな「やや

こしい病気」が健康検診の肺のレントゲンで見つかった事態が偶然で、幸運と

しか思えないと医師も驚いていたらしい。

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9:30頃から手術開始し4~5時間の手術と聞いていて、控室で待機していたがこの間

2回ドクターヘリが離発着した。

手術の内容を聞くと「え~~!!」と驚くが、そんなに稀な手術ではないらしく、

そういえばかつて30年前には仕事の同僚が人工弁に交換したり、10年前にも後輩が

今日の叔母と殆ど同じ手術をしていたが、まさか身内がこんな大手術をするとは思い

もしなかった。

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14:00頃予定通り手術が終わり、叔母は未だ麻酔の中だったが、摘出された腫を見て

みんなビックリした。

大きさが「3Cmの水腫だ」と聞いており、勝手にブヨブヨ状の物と思っていたが、医

師が摘まんでいる形は「クルミの様な形の小さな桃の種」に見えた。

そして聞けば案外固い塊だった。

担当医師は、悪性の物とは見えないが病理検査には出して確認するとの事。

 

人の心臓は手の拳大と聞いているが、その1/4の中にあんな大きな塊があって不整脈

や動悸などもなく、ウオーキングまで出来ていた事に一同驚愕の一日だった。

16:00頃には自立呼吸に戻り、少し麻酔から覚め声を掛けると反応があり、18:00頃

にはかなりしっかりした反応が返ったので安心して帰った。

 

最初の健診の医師がリラックスさせるため、面白おかしく言ったらしいが

「こんなややこしい病名が良く見つかったね!」と。

こんな地方都市で、こんなややこしい病名で、こんな複雑な手術が出来るとは

日本は素晴らしい国だ!!。