今朝は放射冷却もあり霜が降り、県境の山は白くなっている。
年末で寒くなってきたが、どことなく積雪する程の気候には感じない。
今日は近所11軒の地区で「荒神祭」だ。
毎年各戸持回りで、その年の頭屋が「わら」「竹」「餅」を用意し、全員でしめ縄を
編み幣串と切餅を藁で包んで縛って1セットづつ13セット作る。
地元の神社から宮司を迎え祈祷してもらって、お神酒とお茶を頂いてそれぞれ
持ち帰る。
これを各戸の水源地へ持って行って手向ける。
荒神様は台所の神様と聞いており、毎年の行事で行っているが、だんだん
謂れや意義が薄れてマニュアル的に続けている。
簡易水道が引かれ、台所もオール電化、風呂は温水器とガスを含めて、火を使う
家庭は数える程になっているが、私が完璧に自家水源で生火を使っている位だ。
当地にはこうした行事が、外に「数珠回し」「多古風祭」があるが、同様に意義や
目的は薄れている。
若い頃、先代の宮司さんから「農家ばかりの地区では、こうした神仏行事を作って
農休日を設けていて、調べてみると1週間に1回程度の農休日になっていた」と聞い
たことがある。
今は農作業が時々になって来て、生活スタイルとの齟齬がある。
午後ポチポチ雨が降り出したが、昨日のケヤキの始末が気になり普段は雨の日は
外仕事をする事はないが、電動薪割機で割れるか? カッパを着て小割を始めた。
何と生木なので節があっても割れる。
段々雨が強くなったが、割れる時に・・と1時間余り割った。
元木でも割れる。
3時前になり雨も強くなり寒くもなった時に、親戚の叔父さんが来てケジメが付き
止めた。
今私が裏山で木を伐採しており、その中からシイタケ用の木を貰いたいとの要件で、
薪ストーブの前でお茶を飲んで夕暮れになった。