”まあまあ自適!!” な山村の暮らしを綴っています

秋それぞれ

今日は快晴で気温も適度で、一般的には行楽日和らしい。

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昨日からの続きで、DIYで屋根からの落雪で窓を防護する対策をした。

一昨年屋根からの落雪で窓のサッシが割れたが、これまではこうした

被害はなかったが、近年の温暖化の為か突然の大雪と湿った雪の為の

様だ。

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もう一棟の窓も毎年屋根からの大雪が心配なので設置する事にした。

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材料は40年前に母屋を新築したり、改築時に外した物を父が丁寧に

保管していたので、それらを引き出して使う事が出来る。

これらの材は母屋の建築材として、自家山から伐り出して製材した

物で、今の時代では手に入らない貴重な物と感じている。

ちなみに山からの搬出は、雪が積もった休日に一家総出で親戚の父

と同年代の叔父さん2人が「雪そり」で出したもので、私も空のそり

を担いで運んだり木材を積んだそりを押したりした思い入れの材だ。

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道具は30年前位にセットで買った大工道具と昨年買ったインパク

ドライバーが良い仕事をする。

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完成した積雪防護枠は雨に当たるので、農作業機械のエンジンオイル

の廃油を塗って防腐対策をしておいた。

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 3時頃に終わって気持ちの良い日だったので、裏山へ焚付け用の枝木

を取りに上がった。

当地ではこの焚付け用の枝木を「もや」と言う。

小学校の低学年までは、母に連れられて山に行った記憶がある。

当時の炊事の煮炊き、風呂の燃料は自然由来の「薪、もや、杉葉」で

どの家庭も使っていたが、今の台所はガスか電気になった。

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私は裏山の木を使い、牛は草を餌として協働で「山~山裾~居住地」

と変化する空間を維持している。

当時は何処も裏山はスッキリした美しさがあったが、裏山を使わない

ので「山が迫って来て」、あの風景は懐かしい景色になってしまった。

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 今はこの見える家々で、風呂に薪を使うのは私と他の1軒になった。

この好天で、畦畔の草を刈る者や田圃を耕起するものが見える。

2~3年前までは、秋に田を耕起するのは私だけだったが、今日は3名

が耕起していた。

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 陽が傾いたら2~3箇所から草を焼く煙が上がっている。

良い景色といい匂いがする。

隣の集落では今朝イノシシが2頭檻に入り捕獲したらしく、午前中掛

かって解体し1人4Kgの肉を分け合ったらしい。

行楽の秋で出掛けるよりは、皆さん米を収穫してゆったりした秋をそれ

ぞれ楽しんでいるように見える。

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夕方風呂とストーブの焚付けに「もや」を使ってみた。