昨日牛を返したので、早朝に牛へ飼料を与えに行く必要が無くなった。
燐家へ昨日お世話になった礼に行ったら「牛ロス状態では?」
確かにこれが、犬や猫をペットで飼う人の気持ちかも・・・
春先の朝日新聞にヨーロッパを中心に普及し、日本でも北海道八雲町
の北里大学獣医学部付属農場で「動物福祉(アニマル ウェルフェア)」が実践
されていると記事が掲載されていた。
牛など家畜は自分の身がどうなるのか? 最後の瞬間まで認識しない
運命なら、生きている間は世界一幸せに生かしてやりたい。
との理念らしい。
昨日返した牛は、産まれて一度も歩いた事は無く、昨日帰ってからは
繋がれたままで妊娠、出産を繰り返し再び本来の牛の生き方である、
草地に出て自由を謳歌する事は無い。
私の牛を借りた放牧も、一部同じ理念でもある。
私と酪農家の関係は、牛が未利用の畑から裏山を歩き廻って草を食べ
てきれいにしてくれるので草刈り管理労力が軽減され、酪農家の友人
は3頭の牛の日常の管理が不要で牛は放牧で健常な体躯になる。
借りる酪農家も私も「ウインウイン」の関係だ。
昨日玄米の調整が終わったので、午後作業場を片付けた。
乾燥機、籾摺り機、計量器を一カ所にまとめ
ハウスで不要になったビニールで覆って、収穫が終わった儀式にし
ている。
作業場が終わって、牛がいなくなったので電気牧柵の片付けも
今年上側の燐家が畑を持て余していたので、放牧地への提案をし
たら一緒にしてくれとの事で放牧地とし電牧で囲った。
今年は一度も草刈りしていないので、管理労力の軽減に牛が貢献
してくれたようだ。