先日、裏山の作業道に湧き出ている水を湧水
処理していた状態を見に行ったら、途中にあ
る柿が未だ随分残っていた。
この柿は面白い経過があった。
5年前に母が亡くなった折に、集まってくれ
た親戚の一人が、葬儀の合間にこれを採って
食べたら「甘い!!。と数人で食べていた。
しかし、父の兄弟姉妹は9人いるが皆「この
柿は渋くて、食べられなかった」と言っていた。
誰も半信半疑だったが、食べたら「甘い!!」
戦前戦後が子供時代の叔父、叔母にとっては
甘い柿なら大変なおやつだったはずだ。
例年ならこの時期には鳥の餌になっていたが、
今年はどこも鈴なり状態で残っているので、
この柿も殆ど鳥が来ていない。
熊も来ていない。
先日採って食べたら少し柔らかいが「甘い!」
そう言えば、子供の頃正月が過ぎた頃に蔵に
入って見ると柿があり熟柿だが甘く、こっそ
り行っては食べた「あの味だ!」と舌が覚え
ていた。
祖父が採って冬場のおやつにしてくれていた
様だ。
早速採って、あの頃の様に蔵に入れて並べて
おいた。
正月に叔父、叔母が来たら食べさせてあげよう