昨年11月、裏山で伐採した木の枝を少し始末した。
幹と太い枝は友人4人で炭焼をしている材料に使い
山に残っている小枝を薪ストーブの着火用に確保す
るためだ。
この作業しながら、昭和30年代の子供の頃母に連れ
られて山へ行き、母が枝を束(当地ではモヤと言って
いる)にして持ち帰っていた記憶がある。
その作業を手伝ったのか? そばで遊んでいたのか?
は定かでないが、何か懐かしが蘇る。
当時は、生活の全てに周囲の山、畑、田が活かされ
資源となっていた時代だった。
山は「薪」や「炭」として木が使われ、笹や藪も牛
の餌や敷材となり、田畑は自給用の食料や当時の収
入源の米を作っていたと思う。
今思うに、当時は現金は乏しかったかもしれないが
生活全般の質が豊かで、何より家族全員が助け合い
農村全体が笑顔であふれていたように思う。
当時の写真は、どの写真を見ても全て心の底からの
笑顔に見える。
そんな事を感じながら作業をした。
小1時間作業して、運搬車に軽く1台になった。
効率の悪い作業ではあるが、何故か楽しい?
切って積めば僅かにしかならないが・・・・。
昨年は既に満開になっていたつつじが少し赤く
なっている。